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やはり正しい差別待遇は重要である。
ギリシャの哲学者Aリストテレスは「等しくあるものは等しく、等しからざるものは等しからざるように。
ただしその差異に応じて」と述べている。
「公平の理想」なのだ。
釈迦は「差別なき平等は悪平等である。
平等でない差別は悪差別である」と言った。
いずれにしても、「そもそも平等でないものを、平等に扱うことほど不平等なことはない」のである。
平等原理の最たるものは年功序列だろう。
入社何年か経てば、主任、係長、課長になれる。
本人の能力に関係なく、だ。
この平等原理は短期的には社内の平和を保つのに効果があるだろう。
中長期的に見れば、会社のパワーを衰退さSルことにつながる。
ならば、どうするか。
私は「機会は平等に。
処遇は公正に」と薦めている。
上司から指導を受ける機会、仕事をする機会、勉強する機会は平等に与える。
その機会を活用することによって、マインドを磨き、スキルを磨き、実力アップをし、仕事に活かして成果をあげた。
公正に評価しょう、ということだ。
では、成果が現れなければ、どうするのか。
現れるまで、評価を待つのである。
すなわち、昇進昇格はさせない。
成果が現れたら、堂々とすぐにでも評価してやる。
計数化された納得目標があれば、全社員が理解できる。
「ここまでできれば、課長だな」とわかれば、なにを勉強したらいいのかがだれでもわかる。
評価は計数化、客観性、公開性がなければ、支持されない。
間違っても、日本の大相撲で、外国人力士の横綱昇格をめぐってすったものだがあったときのように、「心技体が揃っていないから見送り」というような抽象的評価をしてはならない。
外資系企業には「ジョブースペック(職務記述書)」というものがある。
その人がいったいどんな仕事をしなければならないのか、すべきなのか、その範囲が記されたものだ。
逆手にとって、ある秘書がコーヒーサービスを断固として拒否したという話を聞いたことがある。
「私の仕事ではありません」その根拠は、ジョブースペックに明示されていなかったから、である。
真意は、その秘書が上司のことを嫌いだったからではないか、と思う。
上司に対する信頼感がなかったのだ。
たまたまコーヒーサービスのストライキとなって表面化しただけのことだ。
ジョブースペックに書かれていることは、「最低、これだけはしなさいよ」というものなのだ。
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